最終改定日:2026年10月9日
PMP合格までの道のり:全体 | Step 0 計画 | Step 1 情報 | Step 2 35時間 | Step 3 自習・予約 | Step 4 受験
このステップの位置づけ
ステップの番号は、順番ではありません。 各ステップは重なり合い、何度も行き来します。全体の関係は「PMP合格までの道のり」の「番号は、順番ではない」をご覧ください。
Step 0 は、Step 1(情報を集める)と同時に行います。目標を仮に置き、一次資料にあたり、分かったことで目標を直す。この二つを行き来します。
また、Step 0 は一度で終わりません。ここで立てる計画は、Step 4 まで見直し続けます。
最初の計画で決めること
- PMP®に合格している日(目標の日)を、仮に決めている
- 合格までにかかる費用の内訳が分かっている
- 会社が費用を負担してくれるかどうかが分かっている
最初の計画は粗くて構いません。Step 1 以降で分かったことをもとに、詳しくしていきます。
受験資格(学歴とプロジェクトの実務経験)を満たしているかは、Step 1 で一次資料にあたって確認します。確認の結果、受験申請ができる時期が変われば、ここで立てた目標の日も直します。
いつ合格しているかを決める
最初にやることは、「いつPMPに合格しているか」を決めることです。
「いつ受験するか」ではなく、「いつ合格している状態になっているか」を決めます。
合格している日と受験する日は、物理的には同じ日です。しかし、心理的な意味が違います。最初から「合格した日」をイメージすると、合格しやすくなります。合格した日に食べるご褒美の食事のために、レストランを予約していた人もいます。
目標の日が決まれば、そこから逆算して、いつ自習を始めればよいか、いつまでに35時間の受講を終えればよいかが見えてきます。逆に、目標の日を決めずに学習を始めると、終わりが見えないまま時間が過ぎていきます。
逆算するときは、次の期間を目安にしてください。
- 自習の期間:短い人で1〜3か月、長い人で1年ほど(Step 3)
- 35時間の受講の期間:受講する講座の形式と、平日・休日にどれだけ時間を取れるかによって変わります(Step 2)
- 受験申請から会場の予約までの期間:申請の審査にかかる日数があります(Step 2・Step 3)
仕事の繁忙期、家庭の行事、異動の時期なども書き出しておくと、無理のない計画になります。
PMPを取得する時期そのものについては、記事「PMPは何歳で取得すべきでしょう?」にも書いています。
いくらかかるかを調べる
PMP合格までにかかる費用は、主に次のものです。
- 受験料(PMI会員かどうかで金額が異なります)
- PMIの年会費(入会する場合)
- 35時間の受講の費用
- 教材や問題集の費用
- 再受験料(万一、不合格だった場合)
金額はPMIの改定や為替によって変わるため、このページには書いていません。最新の金額は記事で確認してください。
会社は負担してくれるかを調べる
会社によっては、資格取得の費用を負担する制度があります。制度があっても、条件によっては対象にならないことがあります。申し込む前に、次のことを確認してください。
- 資格取得を支援する制度があるか
- 対象になる費用は何か(受験料、年会費、受講費用、再受験料のどれが含まれるか)
- 事前の申請や上司の承認が必要か
- 合格が支払いの条件になっているか
- 立て替えて後で精算するのか、会社が直接支払うのか
- 領収書の宛名や必要な書類
- 一定期間内に退職した場合に、返還を求められる条件があるか
- 業務時間内に受講や学習をしてよいか
会社の負担を受ける場合、申込みや支払いの順番が制度で決まっていることがあります。先に自分で支払ってしまうと対象外になる場合もあるので、確認が終わるまで支払いは待ってください。
計画を見直す
計画は、次のようなときに見直します。
- 一次資料を読み、求められていることが分かったとき
- 費用と、会社の負担の有無が分かったとき
- 35時間の講座を決めたとき、受講を終えたとき
- 自習の進み具合が、予定とずれたとき
- 不合格だったとき
見直すときは、目標の日、学習に使う時間、学習のやり方のどれを変えるかを考えます。目標の日を動かさないなら、学習時間を増やすか、やり方を変える必要があります。学習時間を増やせないなら、目標の日を動かすことになります。
計画を変えたら、何を、なぜ変えたかを書き残しておいてください。後で振り返るときの材料になります。
プロジェクトマネジメントでは
このステップは、プロジェクトの目標を決め、計画を立てることにあたります。
- 目標の日は、プロジェクトの終わりです。スケジュールは、ここから逆算して組み立てます。
- 費用は、プロジェクトの予算です。
- 会社は、資金を出してくれるスポンサーにあたります。スポンサーの条件は、計画の前提になります。
- 学習の時間を確保するには、上司や家族の協力が必要になることがあります。プロジェクトの影響を受け、またプロジェクトに影響を与える人を、ステークホルダーと呼びます。
- 目標の日、使える時間、学習の範囲は、互いに影響し合う制約です。一つを変えると、他も変わります。
- 最初の計画を粗く作り、情報が増えるにつれて詳しくしていくことを、段階的詳細化と呼びます。
つまずきやすい点
- 目標の日を決めずに、教材を買ったり講座に申し込んだりする
- 一次資料を見ないまま、根拠のない日を目標にする
- 費用を受験料だけで見積もり、年会費や受講費用を入れていない
- 会社の制度を確認する前に支払い、精算の対象外になる
- 一度立てた計画を見直さず、現実とずれたまま進める
AIの使いどころ
- 目標の日から逆算したスケジュールの下書きを作らせる
- 進み具合が予定とずれたとき、計画の直し方の案を出させる
- 会社に費用の負担を相談するときの申請文の下書きを作らせる
AIが作ったスケジュールや文章は下書きです。日数や制度の条件は、自分で確認してください。
同時に進めるステップ
PMP は Project Management Institute, Inc. の登録商標です。
