野村です。PMP合格を目指す方向けの書籍紹介です。PMP取得までの流れもあわせてご確認下さい。

さて、まず、プロジェクトマネジメントの全体構造を理解するための本として、PMBOK®ガイドが挙げられます。第七版が最新です。概ね4年に一度、改定されます。以前は「バイブル」などと言う人も居ましたが、実際は、「旅行ガイド」です。旅行ガイドそのものよりも、旅行することに価値があるのです。本書を元に、全体像を掴みます。用語集としても使えます。さて、そんなPMBOK®ガイドですが、2021年からの新試験では、ガイドの内容そのもの細かな知識を問われることは殆ど無くなりました。基礎的なことは知ってて当たり前で、では、あなたはどうしますか?と、問われるのです。では、ガイドはいらないのか?というとそうではなく、XXXXマネジメント計画書はどんな役割なのか、は、ガイドを元に、学習するのが良いでしょう。

※もしかすると、ボタンを押しても適切な商品にリンクが張られていないかもしれません。自分では上手くやったつもりなのですが・・・すみません。

ところで、そんなPMBOK®ガイドですが、現在の7版日本語版は、高すぎるのです。例えば、英語版の7版は、米国amazonではこちらですが、送料はともかく、日本語版の半額です。さらに、そもそも、PMI本部の会員であれば、PDF(日本語以外の各国語版)を無料でダウンロードできます。実は、6版までは、日本語版も、会員であれば本部から無料でダウンロードできました。また、会員であれば大体半額で購入が出来ていたのです。これは、非常に残念なことです。日本のPMI会員はさらに減少してしまうでしょう。あ、私は本部会員はずっと維持するつもりですが、多くの人には魅力が無くなったでしょうね。

さて、次ですが、あったほうが良いもの、として、アジャイル実務ガイドが挙げられます。英語版も日本語版も非常に読みにくい本ですが、PMP試験には、必要でしょう。こちらはすでに絶版のようです。

さて、アジャイル実務ガイドですが、PMI本部会員であれば、PDFを無料でダウンロードできます。

さて、ここまでPMIから出版されている書籍を紹介しましたが、お世辞にも読みやすいとは言えないものばかりです。特にアジャイル実務ガイドは厄介です。そこで・・・ガイドと併読すべき本を紹介します。世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント、4版です。原著では6版なのですが、日本語版では、何故か4版になってしまっています。この本は、非常にオススメ、です。ただ、今となっては、立上げ・計画・実行・監視コントロール・終結は、古くさいと感じるかもしれませんね。会社に1冊おいておくのも良いと思います。

とても残念な事に、今、日本には、誰にでもお勧めできるアジャイルの本が、殆どありません。ソフトウエアにあまりにも偏り過ぎています。実際には、全員がアジャイル(状況適応型)に仕事ができるようになる必要があるのです。特定技術領域だけの話ではないのです。例えば新製品開発の世界では、企画、技術、営業の3者が、一体となって、アジャイル(状況適応型)に仕事を進めます。

さて、そろそろ、参考書的なものも取り上げましょう。実は、つい最近までお勧めできる参考書は、全く無かったのです。これは日本だけでなく、米国などでも同様でした。2022年2月に鈴木さんが出版されたPMP完全攻略テキストが、おそらく、一番今風です。これは、お勧めできると思います。

さて、他に何を読むべきか、ですが、そうですね、新製品開発系も取り上げましょうか。プロジェクトマネジメントを学ぶ人の2/3くらいの人は、「いわゆる請負型」「やるべきことがかなり解っているタイプのプロジェクト」を経験してきています。だとすると、新製品開発の世界を知らない可能性があります。現在のPMP試験は、新製品開発を前提としていますので、もし、全く未経験という方は、少し新製品開発に興味を持った方が良いでしょう。

色々な本を紹介するのは後回しにするとして、最初の一冊としては、こちらですかね。

また、是非、様々な業界の新製品開発にも興味をもってください。現実の世界の新製品開発は、アップルやGoogleといった華々しい世界・・・であるはずがなく、「売れるのは1000に3つ」という辛く悲しい世界なのです。

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