試験対策講座に込めた、私の考え
こんにちは。野村/Nickです。2003年から、一人で試験対策のコンテンツとファシリテーションの企画・設計・開発・提供を行ってきました。
ZoomやGoogle Classroomなどを活用しながら、オープン講座としてPMP®試験対策を提供しています。
私の講座(PMP®、PMI-ACP®、CAPM®など)は、少し変わっているかもしれません。 「高得点でさっさと受かればいい」とは思っていません。 実力をつけて、ついでに合格できる。その方が、ずっと意味があると考えています。
ここでは、私の試験対策に共通している考え方について紹介します。
「合格」だけで終わらせたくない
私の講座は、PMPやPMI-ACPといった資格試験の対策を扱っています。 けれど本質的には、「合格のための情報提供」ではなく、**“合格したあとも使える学び方”**を伝える場だと考えています。
試験の向こう側にある、仕事・人間関係、そして人生にどう活かしていくか。 それを見据えて、日々の講座を設計しています。
ダイアローグ(対話)という学びの場
私は「知識を詰め込む場」ではなく、「考える場」「対話する場」をつくりたいと考えています。
4年ほど前、私は「質問ありますか?」という言葉を使うのをやめました。 なぜなら、**「わかっていないと質問できない」**からです。
それ以来、私はこう問いかけています。 「今、感じたこと、考えたこと、気づいたことを教えてください」と。
対話とは、正解を求めるものではなく、自分の中にある“なにか”に気づき、それを言葉にするプロセスだと思っています。 「知識を詰め込む場」ではなく、「考える場」「対話する場」をつくりたいと考えています。
知識や用語をただ覚えても、それは試験には通じても、現場では役立ちません。 一人では見えないものも、他者との対話の中で初めて見えてくる。
講座で重視しているのは、正解を教えることではなく、問いを立て、自分の言葉で語れるようになること。
そしてその語りが、他者との対話の中で、さらに深まり、広がっていくことです。
私は、そんな学びの場をつくりたいと考えています。
動画・対話・関係のループ
この講座は「動画で学ぶ」「対話で考える」「仲間との関係で続ける」という循環で構成されています。
- 動画は、繰り返し視聴することで知識を自分のものにできる。
- 対話は、考える力と気づきを引き出す。
- 仲間との関係は、継続の力になる。
この3つが揃ってこそ、学びが深まり、実務にも活かせるものになると考えています。
「正しい答え」よりも「納得できる判断」
PMP試験は、いわゆる暗記試験ではなくなってきています。 選択肢に"正解っぽいもの"が並ぶなかで、自分で判断する力が問われています。
つまり、普段から考えていないと、解けない問題が増えている。
私の講座では、「これが答えです」とは言いません。 そのかわり、「なぜそう考えるのか」を、自分で説明できるようになることを目指します。
学びを通じて関係をつくる
この講座は、一方通行の知識提供ではありません。 Mattermostでのコミュニケーション、週ごとの対話、そして勉強会。 そうした時間を通じて、**受講者同士が“つながっていく”**こともまた、大切な学びの一部です。
「学ぶこと」と「つながること」は、実はとても近い。 それが、私の信じる学びのかたちです。
私が得意なこと
「受験資格はあるけど、自信がない」「PMPなんて、私には無理かも」—— そんなふうに思っている方を、合格まで導くことには自信があります。
私は、そういった皆さんのために講座を設計しています。 できないことを責めるのではなく、できるようになるプロセスに寄り添い、 少しずつ自信を育てながら、合格を目指していく。それが、私のスタイルです。
最後に
この講座は、PMPという枠組みを入り口にしていますが、目的はそれだけではありません。
現場で通用する実力をつけること、チームで機能する人になること、そして自分の判断に責任を持てるマネージャーとして育っていくこと。
そうしたプロフェッショナルの成長を、学びの場から支えたいと考えています。
スキルや知識だけでなく、仕事に向き合う姿勢、対話する力、そして他者と信頼を築く力。 それらすべてを含めて育てていける場所でありたいと思っています。
一緒に学び、考えることを楽しみにしています。
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