こんにちは。野村です。組織の中で新しいことを始めるとき、一番の障害は「やり方」ではなく、「空気」かもしれません。 信頼がなく、話しづらい雰囲気の中では、本音が出ず、動き出す力も生まれません。

私は、「ダイアローグ(対話)」を通じて、関係性を築くことから始めます。 ダイアローグが関係をつくり、関係が心理的安全性を高め、そこから質の高いマネジメントが生まれる。

これは私が大切にしている考え方です。 「そろそろ、新しいサービスを立ち上げないと——」 そう思いながら、なかなか手が動かない。 日常業務に流され、会議では方向性だけがふわっと共有されて、次の一歩が決まらない。

そんな状態のチームや組織に、私は“対話”で働きかけます。

私は外部の人間ですが、それぞれの組織が内側から持っている力、まだ言葉になっていない動機や問いを、対話を通して引き出し、整理し、かたちにする支援をしています。

それは「何をどうすればいいか」を上から示すコンサルタント的な関わりではありません。 中にいる誰かが、自分の言葉で語り、自分たちの歩みとして進めていけるように。 その“内発的な力”をempowerすることが、私の仕事です。


🔧 私ができること

  • 事業開発伴走支援:初期のアイデア段階から実装まで、並走しながら整理と推進を支援します。定例対話や進行管理のサポートも行います。複数回のセッションを通じて、言語化・構造化・判断の軸づくりを丁寧にサポートします。
  • 事業開発チームのトレーニングの設計と実施:チームが自走できるよう、思考と対話の技法を取り入れたトレーニングをカスタマイズして提供します。対話・観察・フィードバックの要素を取り入れた学びの場を設計します。
  • 企画の言語化、構造化、壁打ち:アイデアを一緒に深掘りしながら、抽象的な構想を他者に伝わるかたちへと整理します。
  • 対話による発想支援、問いの設計:問いをつくる力が、思考を深め、チームの行動を引き出します。内省と発想を促す設問設計の伴走も行います。
  • 小さく始めるための伴走、実装サポート:アイデアのプロトタイプ化やスモールスタートを支援します。動き出すことを優先し、完璧主義に陥らない設計で進めます。
  • 学びの仕組みやワークショップの設計:目的や対象に応じて、内省と対話のあるファシリテーション設計を行います。実施まで伴走も可能です。
  • 必要に応じて、テキスト作成やサイト構築なども:外部に発信するための原稿整理や、仮設的なWebページの作成などもサポートします。
  • 個人に対するカウンセリング:事業開発やキャリア、対人関係などについて、個別にお話を伺い、思考の整理や感情の扱い、選択の支援を行います。短期的な相談から継続的な対話まで対応可能です。

🧭 こんな組織・場に向いています

  • DXチームを立ち上げたり、社内向けのトレーニングを実施しているが、なかなか現場に浸透しない
  • 課題を探そうとしても、現場を十分に観察できておらず、重要な気づきが得られないまま、議論が堂々巡りになっている
  • 組織全体が“問題が見えていないこと”に気づけていない状態にある
  • イテレーションの回数ばかりが増え、インクリメントが具体的なかたちとしてリリースされない
  • 課題に対して、解決のアイデアが広がらず、打ち手の選択肢が固定化している
  • 新しい製品やサービスを立ち上げたいが、なかなか動き出せない
  • 会議では進んでいるように見えるが、誰も本気になれていない
  • 「なぜこれをやるのか?」が腹落ちしないまま手段ばかりが検討されている

📣 関連ページのご案内

現在は、大手企業を中心に、3ヶ月〜数年にわたる中長期的な伴走支援を行うことが多くなっています。

ご相談内容に応じて、関わり方や期間、頻度を一緒に設計いたします。

事業開発を“進める力”と、“育てる力”の両面から支援します。
関心のある内容から、のぞいてみてください。

それぞれの考え方や具体的な取り組みをご紹介しています。

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「チームを動かす前に、まず関係をつくる」 プロダクトマネジャーにとって、これは最も重要なスキルの一つだと私は考えています。 チームが本音で話せず、誰が何を思っているのかもわからない。 会議では決めごとだけが進んで、誰も納 […]

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