
Nick/野村です。CAPM試験対策の新バージョンを制作中です。今日はマイルストーンを達成したので報告です。これまでもCAPMの試験対策をプロトタイピング的に提供してきましたが、そろそろプロダクトとしてリリースしていこうと思います。
CAPMの位置付け
CAPMは、PMIが認定する、認定資格です。PMPよりも下位に位置づけられています。大学生や新卒の人が受験すべきもの、と、思います。ちょっとChatGPTに説明してもらいましょう。
CAPM(Certified Associate in Project Management)は、プロジェクトマネジメントの入門資格として、これからプロジェクトに関わる人に向けて設計されています。国際的に著名なPMI(Project Management Institute)が提供しており、特に実務経験がなくても受験できる点が大きな特徴です。
高校卒業以上の学歴と、23時間以上のPMに関する教育(eラーニングなどを含む)を受けていれば受験資格があり、新社会人や大学生、また現場で実務を支えているアシスタントやチームリーダーなどにとって、基礎知識を体系的に学ぶ絶好の機会となります。
CAPMでは、PMBOK®ガイドに基づいた内容が出題されます。計画の立て方、ステークホルダーとの関係構築、リスク対応、チームの役割分担など、プロジェクト成功の基本をしっかりと学べます。特に最新版では「原則」に基づいた柔軟な考え方も重視され、実務への応用力も高まります。
もちろん、この資格を取ったからといってすぐにマネージャーになれるわけではありませんが、「自ら学び、将来に備える姿勢」を示す証として、キャリア上の信頼性や自信につながります。
プロジェクト型の働き方が当たり前になりつつある今、CAPMはあらゆる分野で協働する力を高める、価値ある第一歩となる資格です。
と、このような見解です。これが正しいかどうかは、御自身で判断頂くしかありません。PMI公式サイト(英語)で、各自確認しましょう。就職には有利だと思います。
CAPM Exam Prep 2025
弊社では、これまで1000ページを軽く超える試験対策系のリソースがあります。おそらく全て合計すると1万ページくらいになると思います。今回、CAPM試験の定義書でありCAPM E.C.O.を読み、全く新たにコンテンツを開発することにしました。
PMPより先に進んでいるCAPM
先ほど、E.C.O.と書きました。これは、Examination Content Outlineの略です。今有効なCAPM E.C.O.は、PMP E.C.O.より後にリリースされています。PMP E.C.O.のほうが古いわけですね。CAPMはこれまで、ガイド6版をざっと読んでおけばいいんじゃない?というレベルでしたが、今のE.C.O.はより現代的になっています。CAPMのほうが、PMIの最新の方向性を示しているということです。具体的にはBAの扱いですね。ジャーニーマッピングや、プロトタイピングのような領域も含め、試験範囲となってきている、と、感じるのです。ワクワクしますね。
・・・これって、つまり、PMPの将来の方向性を占う意味もある、ということになります。
現在の開発状況
取りいそぎ、CAPMトレーニングテキストの骨子を作成しました。全体像を、分析・推論して、頭に叩き込みました。こまかな肉付けはこれからになりますが、ガイドの解説などを除いて、現時点で100ページを超えています。概ねPMIが考えている世界がわかりましたので、ここから、細かな説明を追加していきたいと考えています。細かな説明の部分には、過去のリソースも埋め込んでいきたいと思います。
まもなくリリースしますので、お楽しみに!
投稿者プロフィール

- 有限会社システムマネジメントアンドコントロール 取締役社長
- Nick/野村隆昌。1970年生まれ。秋田大学鉱山学部土木工学科卒。有限会社システムマネジメントアンドコントロール取締役社長。PMP、PMI-ACP。東大和市と飯能市に拠点。
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