野村です。今日(2025年3月26日)は取りいそぎの下書きですが掲載します。もう少し精査と加筆・修正が必要です。

PMP試験合格に向けた最強の読書リスト:2025年版

こんにちは、PMP試験に挑戦する皆さん!

今回は、最新のPMP試験に対応した「読んでおくべきおすすめ本」を、試験傾向やドメイン別にまとめてご紹介します。特に最近のPMP試験は、知識だけでなく、実務的な判断・意思決定力や状況対応力が求められるため、1冊だけでなく複数の本を“戦略的に”読むのが効果的です。

「何をどう読めばいいかわからない」という方も、このリストを参考にすれば、無駄なく効率的に学習を進められます!


🔷 1. コアとなる基本文献(PMIが発行/試験対策本)

PMP試験の第一歩は、やはり“基礎固め”から。基本文献をしっかりと理解しておくことで、どんな問題が出ても落ち着いて対応できます。

まずご紹介したいのが、PMIが公式に発行する『PMBOK® Guide – Seventh Edition』(Amazonリンク) は、試験のフレームワークを知るうえで欠かせません。専門用語や抽象的な概念もありますが、「公式が示す考え方の根幹」を知ることができるため、繰り返し読むことで理解が深まります。忙しい社会人でも、1日15分の積み重ねで充分効果があります。PMI会員になると英語版PDFを無料でダウンロードできますPMIリンク)。とはいえ、英語では翻訳に手間がかかりますから、手元に書籍版の日本語版を用意したほうが良いでしょう。

ですが、問題があります。日本語版、つまり『プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOKガイド)第7版+プロジェクトマネジメント標準: PMI日本支部 監訳』(Amazonリンク書籍版)は高すぎるのです。そうなると、Kindle版(AmazonリンクKindle版)かなぁ、ということになります。あれ?日本語版PDFは?という疑問が湧いてきます。他言語だと本部会員になれば翻訳版が、本部から無料でダウンロードできますが、第七版からは、日本語版は、「日本支部会員にならないとダウンロードできない」という世界的な基準とは別の扱いとなっています。六版までは本部から無料でダウンロード出来ていました。

このガイドの入手については価格が複雑すぎるので、別記事にまとめました。話を元に戻します。

あわせて読んでおきたいのが『Agile Practice Guide』(Amazonリンク)『アジャイル実務ガイド』(Amazonリンク)。アジャイル思考やハイブリッド型開発をわかりやすくまとめており、最近の試験の出題傾向にもぴったり対応しています。「チームで働く」ことを重視するアプローチに共感できる方には、特に読みやすい内容です。こちらのPDFは、本部会員になれば、英語版も日本語版もダウンロードできますPMIリンク)。

PMI以外では、鈴木さんの『PM教科書 PMP完全攻略テキスト PMBOKガイド第7版対応 改訂版』(Amazonリンク)。この本は、PMP試験の要点を日本語で丁寧に解説しており、プロジェクトマネジメントの世界に初めて触れる方にもわかりやすい構成になっています。特に図解やコラムが豊富なので、「ただ読むだけでは理解が深まらない」と感じる方にも、手を動かしながら学べる感覚があります。スキマ時間で1章ずつ進めやすいのも魅力です。

そして最後に、ウォーターフォール型の基本に立ち返りたい方におすすめなのが、『世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント 最新版』(Amazonリンク)。プロジェクトの流れをイメージで捉えたい方に向いていて、実務未経験でも「自分にもできそう」と思わせてくれるやさしさがあります。例え話や図解が多く、初学者が安心して手に取れる一冊です。アジャイルが含まれていない点が残念ではありますが、ウォーターフォールの全体像がわかりやすく説明されています。

このあたりまでの本は、揃えておくと良いでしょう。


🔷 2. アジャイルとリーダーシップ(Peopleドメイン対策)

アジャイルやチームマネジメントの重要性が高まっている今、これらのテーマに強くなるための本をご紹介します。『ここはウォーターフォール市、アジャイル町』(Amazonリンク) は、旧来のウォーターフォール文化が根付いた“市”と、新たにアジャイル的な働き方を導入した“町”という架空の世界を舞台に、アジャイルの本質と組織変革のリアルを描き出すストーリー形式の実践書です。

物語の登場人物たちが、混乱や対立を経験しながらも、少しずつ協力し、理解を深めていく姿は、読者の「アジャイルって何?なぜ必要なの?」という疑問に優しく寄り添ってくれます。特に、組織内での変化に立ち会う立場にある人や、「理想論だけでなく現場感のある学びが欲しい」と思っている方におすすめです。

読み終えるころには、アジャイルの価値観や導入におけるリアルな障壁、そして乗り越えるための工夫を、まるで自分の職場のことのように感じられるでしょう。楽しみながら学べる、まさに“物語で学ぶマネジメント入門”です。

『Scrum Guide』(無料でダウンロード可能)は、スクラムの基礎を正確に理解するために必読です。


🔷 3. シチュエーショナル判断とプロジェクト戦略(Process / Businessドメイン)

実務での判断力や戦略的な思考を養うには、以下の書籍が大変おすすめです。

『Four Steps to the Epiphany』(Amazonリンク) は、顧客開発という視点からプロダクトと市場の関係を体系的に捉える重要な文献です。これは、私のもう一つの仕事、事業開発の基礎となっています。現在のPMP試験は、新製品・新サービス開発が中心となっているため、事業開発経験の少ない方は、読んでおくべきだと思います。日本語版は、『アントレプレナーの教科書』(Amazonリンク)。

『Making Things Happen』(Amazonリンク) は、リアルなプロジェクト現場での意思決定シーンが豊富で、実務に直結します。

アジャイル的な立ち上げフェーズを学ぶには、『The Lean Startup』(Amazonリンク) が鉄板。

その他にも、『ザ・ゴール』(Amazonリンク) や、『トヨタ生産方式』(Amazonリンク) など、読み応えのある名著が揃っています。マネジメントのリアルに触れたい方は、『マネジャーの仕事』(Amazonリンク) もぜひ。


🔷 4. 試験対策に直結する問題集・ハンドブック

実践演習がPMP試験合格のカギです。英語版ですが『Rita Mulcahy's PMP Exam Prep, 10th Edition』(Amazonリンク) は、シチュエーショナルな問題形式に特化したベストセラーです。

日本語問題集は、いろいろなサイトの問題集が使えると思います。


🔷 5. ソフトスキル・マインドセットの強化(差がつく!)

プロジェクトは人で動きます。だからこそ、ソフトスキルの鍛錬は欠かせません。

心理的安全性について深く学びたい方には、『恐れのない組織』(Amazonリンク) がぴったり。チームメンバーが安心して発言できる環境づくりのヒントが満載です。


📌 まとめ:戦略的に読むことが合格への近道!

以上の書籍をテーマごとに読み分けることで、知識だけでなく、実践力・判断力・人間力のバランスが取れた学習が可能になります。

特に、PMP試験の出題傾向が「アジャイル/ハイブリッド」「チームビルディング」「戦略判断」にシフトしている現在、それに対応する本選びが重要です。

自分の得意・不得意や、これまでの実務経験に応じてカスタマイズしながら、効果的な学習プランを組み立ててみてください!


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投稿者プロフィール

nick有限会社システムマネジメントアンドコントロール 取締役社長
Nick/野村隆昌。1970年生まれ。秋田大学鉱山学部土木工学科卒。有限会社システムマネジメントアンドコントロール取締役社長。PMP、PMI-ACP。東大和市と飯能市に拠点。

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