野村です。noteにも投稿しています。今回は、ChatGPTの活用について、ChatGPTとダイアローグした結果を、記事にしてみました。割と面白い切り口だと思います。実際、私は、様々な勉強にChatGPTを活用しています。但し、「ウソが無いか自分で調べる」ことは常に必要です。慎重に使いましょう。

ChatGPTで「試験問題のロジック」を分析してPMP試験に合格する方法

PMP試験は非公開の問題で構成されているため、受験生はしばしば「どのような問題が出るのか?」や「なぜその答えが正解なのか?」を理解するのに苦労します。そんなときに役立つ便利なツールが、AIチャットボット「ChatGPT」です。

なぜChatGPTで「正解の理由」を分析することが重要なのか?

従来の試験対策では、「過去問を解いて正解を暗記する」という方法が一般的でした。しかし、PMP試験はシチュエーション型の問題が多く、「状況の理解」と「判断のロジック」が求められます。そのため、単に答えを覚えるのではなく、「なぜその選択肢が正解なのか?」という論理的な背景を理解することが重要になります。

ChatGPTは、この「論理的背景」を分かりやすく解説することが得意です。

ChatGPTが「正解のロジック」を解説するプロセス

実際の例を見てみましょう。

例えば次のような問題があったとします。

あなたはアジャイルプロジェクトのマネジャーです。スプリントの途中で頻繁な仕様変更が発生し、チームが混乱しています。この状況でまず取るべき対応は?

A. すぐに変更をスコープに追加する
B. 変更管理委員会に承認を求める
C. プロダクトオーナーと優先順位を再確認する
D. 仕様変更を拒否する

この問題をChatGPTに入力すると、次のように分析的に解説してくれます。

  • A: 影響分析なしで即時対応するとリスクがあります(×)
  • B: 変更管理委員会はウォーターフォール的な手法であり、アジャイルには合いません(×)
  • C: プロダクトオーナーとの調整はアジャイルの基本であり、最適です(〇)
  • D: クライアントの要望を完全に拒否するのは現実的ではありません(×)

このように、ChatGPTは各選択肢の正解・不正解を、理由を添えて丁寧に説明してくれます。

ChatGPTを活用したPMP試験対策の具体的手順

問題を解く
ChatGPTに問題を入力し、「正解とその理由を説明して」と依頼する
自分の回答とChatGPTの解説を比較して、理解のギャップを見つける
さらに質問を重ねて理解を深める

これを繰り返すことで、あなたは「正解そのもの」ではなく「問題を解くための思考パターン」を自然に身につけられます。

ChatGPTに「分析的に問題を作ってもらう」という学習方法

さらに効果的な学習方法として、ChatGPTに「分析的に問題を作成してもらう」こともできます。例えば次のような指示を試してみましょう。

  • 「PMIのECO(試験内容の概要)の○○領域をテーマに、典型的なシチュエーション型の問題を分析的に作ってください」
  • 「アジャイルプロジェクトで混乱が起きやすい状況を設定した問題を作り、各選択肢の理由も解説してください」

こうすることで、普段の自分の発想とは異なる状況や視点での学習が可能になり、より柔軟な対応力を養えます。

PMP試験特有の「出題者の視点」を掴む

さらに、ChatGPTに「出題者はなぜこの問題を作成したのか?」や「この問題で何を測ろうとしているのか?」といった質問をすると、試験問題の「出題者の意図」を深く理解できます。

例えば:

  • 「この問題の出題意図は何でしょうか?」
  • 「この問題はどのような能力を測定しようとしていますか?」

こうした質問を重ねることで、問題の「本質的な狙い」を捉えることができます。

なぜこれが合格につながるのか?

PMP試験合格には、試験対策を通じて「プロジェクトマネジメントの本質的な理解」と「論理的な判断力」を養うことが不可欠です。ChatGPTを使った「正解のロジック」を深掘りする方法は、この「本質的な理解」を促進します。

単なる「答え合わせ」を超えて、論理的な思考プロセスを習得することで、未知の問題にも冷静に適切な選択ができるようになります。

最後に

ChatGPTを活用した試験勉強は、正解を覚えるだけでなく、問題を作成した「出題者の視点」も理解できる点に強みがあります。この方法が、あなたの試験対策をより強力にサポートし、合格への確かな一歩となるでしょう。

ぜひ、この新しい学習方法を取り入れてみてください。

投稿者プロフィール

nick有限会社システムマネジメントアンドコントロール 取締役社長
Nick/野村隆昌。1970年生まれ。秋田大学鉱山学部土木工学科卒。有限会社システムマネジメントアンドコントロール取締役社長。PMP、PMI-ACP。東大和市と飯能市に拠点。

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