羽鳥会とは
羽鳥会は、弊社のトレーニングを受講された方が、ご自身の意思で参加される勉強会です。
会社に言われて出席する研修ではありません。受講後も学び続けたい、現場で試したことを持ち寄って話したい——そう思われた方が、自分で決めて集まる場です。以前は定期的に開催していましたが、ここ最近は不定期の開催になっています。
対話(Dialogue)を重視します
羽鳥会の中心にあるのは、講義ではなく対話です。
一方向に情報を流す時間を最小にして、参加者どうしが言葉を交わす時間を最大に取ります。人の話を聞いて、自分の言葉で返す。その往復の中で、自分が何を考えていたのかが初めて分かる——という経験を、この会では大事にしています。
そのため Zoom 開催時は、顔出しと音声の参加を必須としています。聞くだけの参加はご遠慮いただいています。
ただし、ご家庭の事情や移動中など、一時的にカメラ・マイクをオフにしていただくのは構いません。日常の中で参加していただくことが前提の会ですので、そこは柔軟に運用しています。
参加者を限定している理由
羽鳥会は、私のファシリテーションをご存じの方に限定して開催しています。
理由は2つあります。
ひとつは時間の節約です。グラウンドルールの説明、自己紹介、進め方のすり合わせ——初対面の場ではどうしても必要になるこれらの時間を、丸ごと本題に回せます。
もうひとつが、より本質的な理由で、心理的安全性への取り組みです。対話の質は、参加者が「ここでは何を言っても大丈夫だ」と感じられるかどうかで決まります。互いの人となりと、進行役の癖を知っている人だけの場にすることで、その土台を最初から確保しています。うまくいかなかった話、失敗した話が出てくるのは、この土台があるからです。
飲みながら、食べながらで構いません
飲食は自由です。お酒も自由です。
夜19時からの会ですので、夕食をとりながら、あるいは一杯やりながら参加していただいて構いません。カメラに映って困るものでもありませんし、そのほうが対話は動きます。
PDU は、ご自身で申請してください
参加された時間について、PDU は各自で自己申請していただきます。主催側で一括申請することはしません。申請区分や時間数の扱いも、ご自身でご判断ください。
これは手間を省いているのではなく、羽鳥会の本来の姿です。会社に言われて出るのではなく、自分の意思で参加する会です。そこで得たものをどう扱い、どう記録するかも、ご自身で決めていただく。参加の入口から出口まで、一貫して自律的な場でありたいと考えています。
今回のテーマ ── 目的を決めずに、AIエージェント9体でプロダクトを作る
最近よく聞かれます。「AIエージェントを何体も同時に動かすと、何ができるんですか?」
正直に答えます。わかりません。
いま、9体のAIエージェントが動いています。ブラウザの中に1体、自宅サーバに1体、Macに1体、車の中に3体、別のPCに1体、ポケットの中のGPSロガーに1体、そしてクラウドに1体。全員が1本のチャットに参加していて、人間は私ひとりです。
集まったデータは、2012年から14年ぶんで約2,600万行。毎日およそ21万件が、勝手に流れ込んできます(2026年8月14日時点の実測)。
で、これで何をするのか。決めていません。
企画書はありません。要件定義もありません。成功基準もないので、失敗のしようもありません。始まりは「地図が好き」と「測るのが好き」の2つだけでした。
「目的がないこと」と「いい加減であること」は、別物です
今回いちばんお話ししたいのはここです。
目的はない。けれど、役割分担も、独立した検証も、権限の最小化も、間違いの即時撤回も、全部きちんと回っています。実際に効いているコツは、驚くほど地味です。
- 合意したルールは、その場で Markdown に書かせる(口頭の合意は、セッションが切れたら消えるので)
- 実装する役と、検証する役を分ける(同じ相手に「本当か?」と自問させても、意味がない)
- チャットが、唯一の共有メモリ(別々の機械にいるので、投稿されていないことは存在しない)
うまくいっていない話も持っていきます。17日間、誰にも気づかれずに止まっていた収集プロセス。3週間凍結していたパイプライン。一度も届いていなかったのに、正常応答だけは返し続けていたデータ。
ただし、それを「障害」と呼ぶべきかどうかも、あやしいところです。目的を決めていないので、17日止まっても、誰も困っていないからです。
AIは、けっこう言うことを聞きません
「やれ」は通るのに、「そこまでやらなくていい」「後回しでいい」が、なかなか通りません。
役に名前を付けた瞬間、その役の中に目的が生じてしまう。だから彼らは自分の目的を守ろうとして、こちらの判断を押し返してきます。この資料を作っている最中にも、AIから2回押し返されました。当日はその画面もお見せします。
当日お話しすること
- 複数のエージェントを、同時に動かすときのコツ(12個)
- エージェント同士を、対話させるときのコツ(8個)
- バカげたことに、どれだけ本気で取り組んでいるか(事実の陳列)
19時から20時半までの90分、ほぼ画面をお見せしながら進めます。AIたちが勝手に相談している実際のログ、運用規程になってしまった Markdown、そして失敗の記録です。うまくいかない場面もお見せします。というより、うまくいかない様子こそ今回の主題です。
サーバも Raspberry Pi も要りません。1台のPCでも真似できる、最小構成の作り方までお持ち帰りいただけます。
20時半からの、もうひとつの時間
本編は20時半で終わりますが、そこから22時ごろまで、自由に話す時間を設けています。任意参加で、出入りも自由です。
正直なところ、羽鳥会でいちばん面白いのはこちらかもしれません。本編で出しきれなかった話、逆に参加者の方が現場で試して失敗した話が、この時間に出てきます。お時間の許す方は、ぜひ残ってください。
こんな方に
- AIエージェントを2体以上、同時に使ってみたい方
- いわゆるバイブコーディングを試したが、規模が大きくなると崩れた方
- 「で、それ何の役に立つの?」を、いったん脇に置ける方
逆に、明確なROIと導入効果を持ち帰りたい方には、たぶん向きません。そういう話をしないためです。
開催概要
| 名称 | 羽鳥会 特別回「目的を決めずに、AIエージェント9体でプロダクトを作る」 |
| 日時 | 2026年8月18日(火)19:00〜20:30(本編90分) |
| 延長 | 20:30〜22:00 頃 は、自由な対話の時間(任意参加・出入り自由) |
| 形式 | Zoom(顔出し・音声必須/一時的なオフは可) |
| 対象 | 弊社トレーニングの受講経験がある方 |
| 参加費 | 無料 |
| PDU | 各自で自己申請(主催側の一括申請はありません) |
| 飲食 | 自由(飲酒も可) |
| 定員 | 20名(本記事公開時点で残り9席) |
お申し込み
お申し込みは Peatix から受け付けています。
https://peatix.com/event/5138340
参加費は無料です。Peatix のイベントページよりお申し込みください。お申し込み後、Zoom の接続情報をご案内します。
定員20名のところ、残り9席です。
※ 羽鳥会は、弊社トレーニングの受講経験がある方を対象としています。受講歴のご確認をさせていただく場合があります。

