WEB構築中〜テストもそろそろ終わりそうです

こんにちは。野村です。弊社のWEBサイト構築におけるテストがそろそろ収束しそうです。テストに協力頂いている皆様、ありがとうございます。技術的課題は、あと一つ!というところまで到達しました。

ディスラプション!

実は今回のサイトですが、サーバの移転から始まりました。このときに、過去のサイトを移行したのですが、色々考えた結果、一旦全部捨てることにしました。創造的破壊です。

以前のWEBコンテンツをある程度引っ張ることも考えましたが、それもやめて、ゼロからトレーニングのシステム全体を、構築することにしました。サービスそのものが変わるわけではありませんが、仕掛け・仕組みが変わります。

たとえば、これまで、Google ClassroomやMattermostなどを使ってきました。そのあたりを、全てこのサイトに吸収することにしました。当面は併用という形になりそうですが、最終的にはこのサイトに集約する方針です。

おっと、zoomはそのまま使います。そこは敢えて残そうと思います。

過去を捨てるのは難しい

私の場合は、一人の会社なので、意思決定も全て一人なので、決めるのは簡単です。でも、心理的には、「いや、残すべきだろう」とかあれこれ考えてしまいました。一人でもディスラプションには抵抗を感じるので、組織ではとても大変だろうと思います。

プロダクトマネジメントや、デジタル変革や、新規事業開発において、アイデアや、ビジネスモデルを描くと、描いた瞬間から、それを捨てられなくなります。根拠の無い愛着が生じてしまうのです。そういうものです。私達は、割と、捨てられないのです。形のない状態でも捨てるのは難しいわけで、既に20年も続けている事業のツールの一部を捨てるのは、やはり難しいのです。

新たに作り直したほうが得る物が大きい

実は今年の4月にも、一度、WEBを作り直しています。このときは私のうっかりで、作り直すことになりました。4月の再構築は、デザインしか変えていません。それと比べると、今回はかなり色々な点で変更しています。ビジネスの仕組み、決済の仕組み、WEBの役割、LMS、SNS、そうしたもの全てを変えることになりました。当然困難もありましたが、学びも大きかったのです。

強制的に作り直す仕組みがあってもよい

製品やサービスは、2年に一度くらい、作り直すべきです。そのほうが、学びがあります。まあまあうまくいっていると、壊すどころか、手を入れることも億劫に感じたり、余計な問題が増える、と、感じてしまいます。そこを敢えて、作り直すべき、と、考えています。

プロジェクトマネジメント以外の私のもう一つの仕事は、プロダクトマネジメント(新規事業開発・デジタル/AI変革)のトレーニングと伴走支援です。もちろん、売れる商品を作っていくことは大切なのですが、それと同様に、2年に一度、全部ゼロからやり直す、というのもアリかもしれません。特にITの世界に関しては、2年に一度くらい、やりなおす前提で、構築すべきです。言わば、式年遷宮方式のプロダクト開発、ですね。

これは、結構効果が大きいと思います。なにしろ、2年に一度、創造的破壊を行うためには、元々のプロダクトをなるべく小さく作ることになります。必然的に、MVPを模索せざるを得なくなります。あれもこれも機能を追加することはしない。極力シンプル、単機能を目指すことになります。そして、再構築が前提なので、「自分で作る」ことになりますね。内製化を進める必要があります。デジタル変革です。さらに、2年後、再構築できるように、自分以外の人にも、その仕組みを教えなければなりません。組織の場合は異動するかもしれません。私の場合は・・・まあ、自己完結ですけど。

式年遷宮方式のプロダクトマネジメント

ということで、今回、式年遷宮方式のプロダクトマネジメントに気がつきました。これまで、プロダクトマネジメントで多くのチームに「破壊」の大切さを訴えてきましたが、式年遷宮というシステムには気付きませんでした。

それが、今回のWEBの構築で気付いたわけです。このような気付きも、Awareness(気づき)であり、学習、ということなのです。

一方、壊しちゃ駄目なものもある

壊すべきと言いながら、壊すべきではない、も、同時に思考しています。壊すべきでないものは、「完全に全てを把握していて、メンテナンス可能なもの」「黙っておいておけば無駄なく価値を届ける活動をしているもの」は、壊すべきではありません。つまり、適切に保全できるものは、そのままで良いのです。

この、壊すべきではないもの、ちゃんと識別出来ている?というのは、大切な問いです。なぜなら、壊すべき=メンテナンスできていない/価値を届けていない、とすれば、それは、「負債」なのです。変革の足を引っ張っているのは、大抵、そういうものです。たとえば、メンテナンスされていない規程基準、セキュリティポリシー、Excelのマクロ、慣習・・・。

と、プロダクトマネジメントについて長くなり始めてしまいました。続きは、コース内での雑談で、お話ししましょう!

11月か12月には、PMP試験対策、実施できそうです!

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