PMPの価値を維持しよう!ということで、更新しました

野村です。PMPは、PDUsを稼ぎ、3年ごとに、更新することになっています。先日、期限切れギリギリで、更新できました。

なぜ3年ごとの更新が必要?

プロジェクトマネジメントの世界は、変化が激しいのです。私がPMPを取得した2003年頃は、まだまだ未来予測型(ウォーターフォール)でできる仕事が沢山ありました。しかし、この10年を振り返ると、もう、ウォーターフォールでは仕事にならなくなってしまいました。

たとえば昔なら、かちっとしたWBSを書いて、スケジュールと予算を、というような仕事をしていました。しかし、いつのまにか、世界はアジャイルでなければ対応できなくなりました。バリバリ付箋を貼って、バックログ積んで、すぐに成果を出して、デモを行いフィードバックをもらう。環境は大きく変わってしまいました。結果的に私達は、時代の変化に追いつくために、学び続ける必要がある、ということです。

3年間に60PDUs

簡単に言うと、3年間に60時間の学習をする、ということです。1年に20時間。まあ、大した時間ではないのですが、更新直前になってから稼ごうと思ってもなかなか大変です。そのため、かなり早い段階からの取り組みは必須だと思います。と、書くと、面倒だなぁ・・・と、感じると思いますが、そうでもありません。

ちょっと、工夫すれば、日常的に、PDUsを稼ぐことはできます。

そもそもどんなことでPDUsを獲得できるのか?

ざっくり2つの方法があります。

  • Education: 知識をインプットする活動(研修、eラーニング、読書会など)(最低35時間)
  • Giving Back: 知識をアウトプットする活動(実務経験、メンタリング、記事執筆など)(最大25時間)

Educationでは、「Read」という項目があります。つまり、本を読めば良い、ということです。月に1冊くらい何か読めば良いのです。とはいえ、何でも良いわけではありません。

PMIのタレントトライアングルに沿った本を読むことになります(本だけでなく、Educationの項目は全てこの3つに従います。それぞれに最低学習時間8時間が定められています)。

  • Ways of Workingプロジェクトを効果的に遂行するための専門的な知識やスキル。アジャイル、ウォーターフォール、ハイブリッドなど、様々なアプローチや手法が含まれます。
  • Power Skillsチームを率い、関係者を動機づけ、影響を与えるためのリーダーシップや対人関係のスキル。コミュニケーション、ネゴシエーション、ファシリテーションなど。
  • Business Acumen組織の戦略やビジネスの目標を理解し、プロジェクトがその目標達成に貢献できるよう方向づけるための知識。戦略・事業開発、財務、市場分析など。

WoWはアジャイルなどテクニカルなこと、PSは、リーダーシップ、EQ、感情など、BAは戦略、事業開発など、ということになりますね。

実際に更新してみた

こちらが、実際に更新した翌日のスクショです。

ちょうど60PDUsで完了しています。また、Giving Backも上限まで取得しています。Educationは、読書のみで獲得しています。

ということで、新たな学びの3年間が始まりました。いつも間際になって慌てるので、次回はそうならないように気をつけようと思います。

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